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お悩み Q&A 美容師 裏話

美容師 裏話 Vol 5

GWが終わり、これから梅雨がやって来ますね・・

お久しぶりの更新となりました、美容師裏話シリーズ!!今回は第5弾。

皆さんが、?に思う事なんかを赤裸々に書いていきたいと思います!


美容師さんって定年はあるんですか?

これは確かに気になると思います。実際僕自身もこの世界に入るまでは、全くわかりませんでした・・

お答えとしては、定年は無いですね。

美容業界として定められている定年というものはありませんので、体と心が元気で長くサロンに立ち、

頑張っている先輩美容師さんもたくさんいます。

美容師は体を使う仕事なので、健康管理をきちんとして、現場が大好きであれば命ある限り長く永く

美容師をすることができる。 これは凄く素敵な事だと思います!

ただ、実際は特に首都圏では高齢の美容師さんが、オシャレなトレンドサロンで働く姿は見えず、

少し地方などで、自身のサロンを持ったりしてのんびり働く美容師さんが多いように思います。



美容師さんの指名はみんなするんですか?

数多くの美容室、そして沢山の美容師さんがいる中で、初めて来店する美容室でいきなり指名するのはちょっと気が引ける・・・

なんて事を思う方も多いと思います。

今はホットペッパーやオフィシャルサイト、その他媒体を見て、サロンに来店されるゲストがほとんどです。

画面で見る美容師さんと、実際来店して接する美容師さんでは多少のGAPもあるかもしれません。

その美容師さんの雰囲気や技術、人間的な相性もあります。

もちろん自分の好きな雰囲気のスタイルを沢山作っている美容師さんを、初回で指名頂いても大丈夫です!

サロンが気になって来店する場合は特に指名せず、お任せで来店し、担当の美容師さんと相性が良ければ、

また次回も指名して頂けたら、僕ら美容師はめっちゃくちゃ嬉しいのは本音です!!

けれど、2回目以降指名をしなくてももちろん大丈夫です(笑)

いろんな美容師さんにやってもらいたい!なんてゲスト様も多いのも事実です。

自分に合った美容師さんに出逢い、素敵なヘアスタイルを毎回楽しめる。

そんなヘアスタイルの歴史を重ねて貰えたら最高です!!!

アンツ マネージャー 倉内

美容師 裏話Vol 4

さぁ今回もやって参りました、美容師の気になるあんな事、こんな事シリーズ!!


☆美容師さんが練習で使用する人形はどんなもの?

皆さんも一度は見かけたことがあるかもしれない、美容師さんが夜営業後に、カットやカラーなどの練習でウィッグを

使っている光景。

僕たち美容師は、繊細な技術を必要とする職人的な要素・クリエイティブなデザインなどを発想するデザイナー的要素・

接客や接遇、アドバイスなどの人間的要素。 これらの能力を日々高める努力を怠りません。

その為、サロンワークが終わった夜や、朝の営業時間の前にウィッグを使って、カットのデザインやカラーの

テクニックや色の確認など、様々な技術で使用します。

沢山の種類があるウィッグですが、もちろん一度カットしてしまったら生えては来ません・・。

そして金額は、髪質や生え方(植え方)によって違いますが、安いもので 2000円位〜 高いものだと15000円位のものもあります。

100%人毛のものだと高価になり、人工毛(ファイバー)のものだと安くなります。

僕がアシスタントの頃(15年ほど前)はもっと安かったのですが、最近は髪の毛が高騰していて、1.5倍位の価格になっています。

なので、1体のウィッグを大切に、集中して勉強しなければなりません。

そんな練習の積み重ねが、より多くのゲスト様を担当し喜んで頂けるスタイリストになる道なのです。

☆美容室になりたい髪型の切り抜き等は持って行っても大丈夫ですか?
はい!もちろん大丈夫です!

現代は溢れるほどの情報がありますので、雑誌の切り抜きでも、探した画像でも、昔の写真でも、

何でもお持ちいただいて構いません。

初めての美容室や、いつもとガラッと雰囲気を変えたい!なんて時は、僕ら美容師サイドも、

ゲストのなりたいイメージがなるべく具体的である方が、イメージを共有しやすいんです。

よく聞くのが、顔や髪質が違うからこんな風にはなれない・・ならない・・・。

なんて、恥ずかしさや諦めなどで躊躇される方もいると思いますが、僕たちは、その理想イメージと

その方の髪質、頭の形、生え方、毛量、くせ、タイプ、洋服やメイクなどを総合的にカウンセリングして、

一緒にヘアスタイルを作るスタイルです!!

なので、やってみたいけど諦めていた・・。なんて理想があればいつでも言って下さいね。

日々のお悩みを解決しながらも、いつもと少し違うスタイルにしたら、なんか気分上がりますよね?

春はすぐそこ!!気分転換にもヘアスタイルやメイク、ファッションを変えるにはいい時期です☆

ぜひご相談くださいね!!


アンツ マネージャー 倉内


美容師 裏話 Vol 3

やって参りました、美容師の気になるあんな事、こんな事!!

第3回目の今回も皆さんの疑問にどんどん応えていきたいと思います☆

★美容師さんは運動部出身? 文化部出身?


ゲスト様との会話の中でも、楽しくお話しさせて頂いているとこんな話によくなりますねー!

実際良く質問させる事なので、お応えしていきたいと思います!!

ANT'Sキャストでは、圧倒的に運動部出身のキャストが多いですね!!

経験して来た運動はそれぞれ・・男性だと、野球・サッカー・テニス・バスケットボール・スキー・ハンドボール

女性だと、バスケットボール・テニス・バレーボールなど。

美容師は立ち仕事で、勤務時間も長い為、体力はかなり必要になります。

もちろんANT'Sキャストの中でも、吹奏楽や茶道なんてオシャレな文化部経験者もいます!

ちなみに僕は、小学校、中学校だけで、運動部4つ経験しました(笑)

なかなか美容師になってサロンで仕事をしていると、運動をする時間の確保や、規則正しい食生活など、

難しくなる事もありますが、やはり体が何より多大切になりますので、たまには運動をして、

ストレス発散や、体力維持にしっかり励みたいと感じております・・・。

そんな事もあり、僕は最近マラソンに目覚め!かなりどハマり中です(笑)

年内でのフルマラソン完走を目標に、週2回程度のランニングと筋トレで体力アップしています★


★美容師さんって指切らないんですか?

結論から言いますと、たまに切ります(笑)

以前にもこの裏話シリーズでお伝えしましたが、僕たち美容師のシザーはしっかりメンテナンス(研ぎ)をしています。

なので、メンテナンス(研ぎ)から戻って来たばかりのシザーは料理人の包丁のようにスパッと最高の切れ味です!

デザインや髪質に合わせて、いろんなカット技法を駆使しますので、どんなベテラン美容師でもごくたまに、

スパッと指をカットしてしまう事はあります。

研ぎたてのシザーで傷ついた皮膚は実は綺麗なんです・・。

ペーパーの端で指を切った時より実は痛みは少ないことが多いです!(傷の深さによりますが・・)

しかし、多少の出血は伴いますので、止血、消毒は迅速に行い、ゲスト様にご迷惑にならないように対処しています。


★自分で前髪カットなどしたら美容師さんはどう思いますか?


これ実は最近よくゲスト様に聞かれるんです。

雑誌やYouTubeでは、前髪どころか全体のセルフカットの仕方が紹介されていたり、前髪くらいなら自分でも

何となくできそう・・・とチャレンジさせる方は随分多くなったと思います。

実際、全体のカットはまだ綺麗にキープできているが、どうしても前髪が伸びて来て気になる・・・

なんて皆さん経験したことあると思います。

僕の担当させて頂いているゲスト様でも実はセルフカット(前髪)される方います!

さすがに、外歩けない位の大失敗では次のデザインに支障が出る場合があるので、少し困りますが、

現状のデザインを微調整する程度ならば、むしろセルフカットの仕方をレクチャーいたします!

綺麗な前髪をキープしたい!や、どうしても気になるけど来店する時間が作れない・・

なんて事がありましたら、是非お伝え下さい!


アンツ マネージャー 倉内

美容師 裏話 Vol 2

前回に引き続き、連載2回目となりました、気になる美容師さんのあんな事、こんな事!

今回も皆さんが知りたいであろう内容を書いていきたいと思います☆


☆美容師の手荒れについて

これはよくゲスト様からご心配の声を頂くので、少しですがお伝えします。

美容師という職業は手荒れをしてしまう人が多くいます。

もともと肌が弱い、敏感肌などで、荒れやすい人もいますし、もともとはそこまで肌が弱くないのに、

サロンに就職して働き始めてから、少しづつ荒れてくる・・なんて人も居ます・

実際、僕自身も手荒れします。この業界に入った16年ほど前からずっと(笑)

主な原因としては、カラー剤やパーマ液、トリートメント剤など、美容室ではとても多くの薬品、薬剤を

取り扱っていますので、その薬剤が手の皮膚から浸透し荒れてしまう・・。

また、シャンプーや手洗いの後のドライヤーで、濡れて、乾いてを繰り返し手の油分と水分が無くなる・・。

などが主な原因となります。

酷くなると、皮膚科へ通院が必要になる場合もありますが、マメな保湿と夜寝るときの薬等でのケアが必須となんです。

アンツキャストは数名手荒れが辛いキャストがいますが、半数以上はあまり荒れないキャストです!

美容師は手が命なので、これからもしっかりケアをして最高の手でいい仕事が出来るようにしたいです!!



☆美容師はみんな手先が器用?

よくゲスト様に器用ですねー。 なんて言って頂くことがありますが、実は美容師みんなが必ずしも手先が

器用なわけではないんです。

まぁ器用の度合いも人それぞれ違うので、判断は難しいですが・・・。

実際、不器用な人でも美容師を目指し、バリバリ活躍している人はたくさん居ます!

なので、美容師になりたけど不器用だからなぁ・・。とお悩みのあなた!!大丈夫です!

どんなに不器用でも、繰り返し練習することで自然に出来るようになります。

僕的には、情熱と努力できる力に感性が高ければ、不器用でもなれます!!☆


☆美容室での会話について・・

これ実は、どうしたらいいの?!なんて感じてる方多いのではないでしょうか?

とあるサイトでは、約半数の方はあまり話しかけて欲しくない・・。

というようなアンケート結果も掲載されていました。

さて、皆さんはどうでしょうか??

僕、個人的にはもし美容師という職業でなかった場合、初めてのサロンでプライベートの質問や、

美容師の個人的な話、世間話はあまりしたいと思わないです・・。

必要最低限の会話と、こちらのペースに合わせて欲しい。なんて思うと思います。

ANT'Sでは接客やカウンセリングも気をつけていますが、沢山の美容師がいる現在、

世間話や自慢話などが多くて嫌になった・・。なんて声も耳にします・・。

いつも通ってるサロンでも、今日はゆっくり過ごしたい時もあれば、楽しく会話した時もあると思います。

サロンに来るということの価値が人それぞれ違うので、僕たちが同じモノサシで測る事はできない。

アンツでは、初めての来店から、髪や頭皮、お肌やまつ毛に至るまで、綺麗になる事を前提とした

会話やアドバイスを徹底してさせて頂いてます。

それは、サロンに来る一番の理由だからだと思っているからです。

完璧とはいきませんが、表情や仕草、空気感を判断して、ゲスト様一人一人に合わせた会話を心がけています。

人と人のコミュニケーションから始まり、人が人の手で癒され綺麗になる場所。



今回も僕の個人的主観ですが、普段あまり知ることが出来ない部分の内容になったかな?!

また次回も、小さな事からヘェ〜な事まで幅広く書いていきますので、お楽しみに!!

最後まで読んで頂き、ありがとうございます( ◠‿◠ )


アンツ  マネージャー 倉内



美容師 裏話 Vol 1

皆さんが普段、あまり知ることが出来ない美容師の日常や、気になるけど聞けないあんな事。

そんな小さな美容師の裏話を綴っていきたいと思います!


Q  美容師さんってどうやってなるの?

A       美容師資格は国家資格になりますので、基本的には全国数ある美容専門学校を卒業して、美容師国家試験を受験します。

多くの美容師さんは、高校を卒業後、美容専門学校に入学します。

昼間制(2年)・夜間制(2年)・通信制(3年)と主に3つの形態が選べますが、ほとんどの場合は昼間制です。

この期間に、カットやカラー、パーマ、メイク、エステ、ネイル、アイラッシュなど様々な技術習得と、美容理論、衛生法規など

座学もしっかり学びます。

そして、卒業見込みをもらえたら、国家試験を受験します。

国家試験は、実技試験と学科試験の2つを合格して晴れて美容師国家資格が取得できます!!



 Q   美容師さんはいつお昼ご飯食べてるんですか?

A   これはゲスト様からも時々聞かれることですね。 忙しい時なんかお気遣い頂いてすいません・・。

美容室は何時から何時まで休憩!みたいな病院のようなシステムはないサロンがほとんどなので、

その日の予約状況などで、お昼くらいに休憩できる日もあれば、夕方にお昼ご飯なんて時もありますし、

営業終了時間まで、ゆっくり休憩できなかった・・。なんて事もあります。

人気のスタイリストや、指名ゲストが多いと仕方ないですね。

時間的に不規則になりやすいので、栄養面では気を使っているキャストも多いです。

僕たちが笑顔で元気でなければ、ゲストを綺麗に笑顔に感動させることは出来ませんからね!!



Q   何年くらいでカット出来るようになるんですか?

A   数ある美容室では、それぞれ教育カリキュラムが存在します。

新卒で美容室に入ってから、1年目では何を学び、何年でスタイリストデビューできるか?

など、その先までしっかり成長できるシステムがあります。

なので、その会社、サロンのシステムや教育スピード、またその美容師さん自身のやる気や、

努力、センスなんかで、早くなる事もあれば遅れてしまう・・。なんて事もあります。

ANT'Sでも明確な教育カリキュラムが存在します。 専属のトレーナーがマンツーマンで指導、教育をしています。

個人差はありますが、平均すると約2年ほどでスタイリストデビューしています。

スタイリストとは、カットが出来るだけでなく、似合わせ、パーマ、カラーなど全ての技術と知識を学び、

サロンの試験全てクリアし認定されます。

なので、ANT'Sのスタイリストには何でも聞いて下さい。 小さなお悩みでもしっかり解決させて頂きます。



Q   美容師さんのハサミって高いイメージですが、どれ位するんですか?

A   僕たち美容師や使っているシザーに関して、実はピンキリです(笑)

安いものであれば、数千円から、高いものは百万を超える逸品もあります!!

まぁ実際にサロンワークで百万以上のシザーを使っている美容師は居ないと思いますが・・。

そして、美容師が腰に付けているシザーベルトには、個人差がありますが、約4〜6本程度のシザーが入っています。

実際に僕のシザーケース内部をご紹介したいと思います!! ちなみに初公開です(笑)

まずは外見から


かなり長い年数使用している為、革のいい味が出てきてます☆

続いて、内部をご覧下さい!!


手前、左はカットシザー3丁、右側はセニングシザー3丁の計6丁のシザーで仕事をしています。

そんなに必要なの?!と思われるかもしれませんが、僕は必要です(笑)

美容師さんそれぞれのカットの仕方や、好み、など十人十色だと思います。

カットシザーは、刈り込み用・ウェットカット用・ドライカット用の3種類。

セニングシザーは、カット率10%・カット率30%・カット率55%の3種類。

スタイルやデザイン、髪質や状態に合わせて使い分けています。

ちなみに、一番高いシザーで15万円ほどで、安いものだと6万円ほどです!!

その他奥に見えるアイテムは、髪を留めるダックカール、コーム類、フェイスブラシ、ボールペン、

そして、ゲストに安全に、自分も怪我なく仕事が出来るように、お守りです☆

美容師さんごとに、いろんなデザインのシザーケース、シザーなどを使っていますので、

興味のある方は、是非チラチラと見てみて下さい!!



Vol 1 はこれくらいにします。

定期的に、美容師さんの裏話を書いていきますので、お楽しみに☆



ANT'S  マネージャー 倉内 






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